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第20回哲学カフェ参加募集 テーマ:「嫉妬」とは?

○日時:8月20日(土)13:00~14:00 ○場所:南海高野線堺東駅周辺のカフェ ○申込:8月19日(金)20:00までに、主催者まで連絡。 ○集合:8月20日(土)12:45、南海高野線堺東駅改札前(北野田方面側) ※1北野田方面の改札は、改札内に551の蓬莱とビアードパパの売店が、改札を出て直ぐの所に、ノムラクリーニングの窓口とアンスリーというコンビニがあります。 ※2天下茶屋方面の改札は、改札内には何もなく、改札を出て直ぐの所に、三井住友銀行のATMと高島屋の入口があります。天下茶屋方面で降りた場合、そのまま高島屋に入り、道なりに真っすぐ進み、もう一つの出口から出ると、左手に北野田方面の改札が見えます。 ○目印:緑の本(河野哲也「ゼロからはじめる哲学対話」) ○費用:参加費無料。ただし、カフェでの飲食代は自己負担でお願いします。 〇備考:蔓延防止措置や緊急事態宣言等が発令された場合は、オンライン開催に変更となります。 ○テーマ:「『嫉妬』とは?」 ○参加条件 1 哲学に興味のあること。(専門知識や学習歴は不問) 2 「対話を通した探求」という方法論に同意すること。 3 特定の立場を正統と見なしたり、他者に強制したりしないこと。 ○ルール 1 自分の意見は、分かりやすく、簡潔に発言する。 2 他人の意見は、きちんと聞いてから、質問や意見をする。 3 対話を聞くだけの参加も認め、発言は強制しない。

第19回哲学カフェ活動報告 テーマ:「共感」とは?

○日時:2022年7月9日(土)13:00~14:00 ○場所:「Cafe伊太利庵堺東店」 ○参加者 淡野(40代男性) Mさん(20代男性) TKさん(30代男性) TNさん(30代男性) Yさん(30代女性) ウルフさん(50代男性) ○テーマ:「共感」とは? ●「共感」を巡る議論 ・哲学においては、古代から「主知主義」的な傾向、「思考」や「知性」を重視し、「感情」や「欲望」を低いものとして扱うことが普通でした。例えば、プラトンは「国家」において、人間の魂を「知性」、「気概」、「欲望」の三つに区分し、「知性」を最も重視しました。この傾向は、古代ローマでも同様で、ストア派は欲望や感情に乱されない「不動心」(アパテイア)を理想としました。近代に入っても、この伝統は「理性」を重視する傾向として続きます。 ・この傾向に異を唱えた哲学者の代表格は、「理性は情念の奴隷に過ぎない」と主張したデイヴィッド・ヒュームです。そして、本日のテーマである「共感」を道徳の基盤として重視したのは「道徳感情論」を著したアダム・スミスです。皆さんには、「国富論」での市場の調整作用を重視した「神の見えざる手」の方が有名かもしれませんが。 ・では、皆さんはどういう切り口で「共感」を扱ってみたいでしょうか? ●「情動」と「認知」 ・私は「共感」にも種類があると思います。相手に感情移入して感情を共有するような共感と、感情というよりは経験や想像力によって相手の立場や感情を考える共感に大別できるのではないでしょうか。 ・「共感」に種類があるというのは私も同感です。相手と一体化するものと、自分と相手に一線を引いたものとがあるように思います。 ・心理学では、感情移入や一体化による共感を「情動的共感」、想像や思考による共感を「認知的共感」と呼んでいます。問題は、論者によって用語の混乱があることです。ある論者は、「情動的共感」をエンパシー、「認知的共感」をシンパシーとするのに、別の論者は逆だとする場合もあります。さらに、両者を区別しない論者もいて、議論が混乱しているなという印象ですね。 ・私の経験からですが、医療や介護等の職についていると、「情動的共感」はどんどん摩耗して、職業的な「認知的共感」が主になると思います。「情動的共感」が強すぎると、「共感疲労」のような状態になって仕事...

第1回読書カフェ参加募集 課題本:御田寺圭「『ただしさ』に殺されないために」

○日時:7月17日(日)13:00~14:00 ○場所:南海高野線堺東駅周辺のカフェ ○申込:7月16日(土)20:00までに、主催者まで連絡。 ○集合:7月17日(日)12:45、南海高野線堺東駅改札前(北野田方面側) ○目印:灰色の本(御田寺圭「『ただしさ』に殺されないために」) ○費用:参加費無料。ただし、カフェでの飲食代は自己負担でお願いします。 〇備考:蔓延防止措置や緊急事態宣言等が発令された場合は、オンライン開催に変更となります。 ○課題本:御田寺圭「『ただしさ』に殺されないために」 ○参加条件 1 課題本の第1章までを読了していること。 2 「著者の主張をテキストに基づいて読む」という方法論に同意すること。 3 特定の解釈を正解と見なしたり、他者に強制したりしないこと。 ○ルール 1 自分の意見や感想は、分かりやすく、簡潔に発言する。 2 他人の意見や感想を、きちんと聞いてから、質問や意見する。 3 対話を聞くだけの参加も認め、発言は強制しない。