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第13回哲学カフェ参加者募集 テーマ:「働く」とは?

○日時:11月20日(土)13:00~14:00 ○場所:南海高野線堺東駅周辺のカフェ ○申込:11月19日(金)20:00までに、主催者まで連絡。 ○集合:11月20日(土)12:45、南海高野線堺東駅改札前(北野田方面側) ○目印:緑の本(河野哲也「ゼロからはじめる哲学対話」) ○費用:参加費無料。ただし、カフェでの飲食代は自己負担でお願いします。 ○テーマ:「『働く』とは?」 ○参加条件 1 哲学に興味のあること。(専門知識や学習歴は不問) 2 「対話を通した探求」という方法論に同意すること。 3 特定の立場を正統と見なしたり、他者に強制したりしないこと。 ○ルール 1 自分の意見は、分かりやすく、簡潔に発言する。 2 他人の意見は、きちんと聞いてから、質問や意見をする。 3 対話を聞くだけの参加も認め、発言は強制しない。 ○参考 前回の活動報告は下記を参照してください。 https://south-osaka-philosophy-cafe.blogspot.com/2021/10/blog-post.html

第12回哲学カフェ活動報告 テーマ:「食べる」とは?

○日時:2021年10月16日(土)13:00~14:00 ○場所:「Cafe伊太利庵堺東店」 ○参加者 淡野(40代男性) Tさん(30代男性) Tさん(50代男性) ウルフさん(50代男性) ○テーマ:「食べる」とは? ●「食べる」を巡る議論 ・哲学においては、「食物倫理」という形で、主に「食料生産」や「食料分配」に関する議論が様々になされてきた。皆さんが扱ってみたいテーマはどういうものでしょうか? ・「何を食べるか」という切り口で、食品と文化や気質の違いなんかが扱ってみたいです。 ・アイヌのような狩猟採集民の文化やインドの「不殺生」に代表されるような文化等が参考になると思います。 ・私は「食べる」というテーマの本質は、「生きるために他の命を殺さなくてはならない」という基本構造があると考えています。そこについて話したいです。 ●「食料生産」と「他者危害原理」 ・「自分が苦痛を与えられる」と想像した場合、誰でもそんなのは嫌だし、認められないと考えるのではないでしょうか。 ・「他者に不必要な苦痛を与えてはならない」という原則は、誰もが理解できると思う。問題は、その他者をどこまでとするかの線引きになるでしょう。 ・私は「苦痛を感じることができる」というのが、その「他者」の範囲を決める条件だと考えます。実際に、菜食主義者の人たちが肉食をしないのは、それが理由ですから。 ・「苦痛を感じる」ことで線引きをするのは分からなくもないですが、苦痛を感じないなら殺しても良いというのは、何か誤魔化されているような気もします。 ・私は「仲間か、そうでないか」が、その条件になると考えています。勿論、理想として、あらゆる生命を尊重したいという理念は理解できますが、無限の資源でもない限り、そんなことは実行不可能だと考えています。 ●思考実験と生物工学 ・「苦痛を感じる」ことが条件なら、例えば、培養肉のように苦痛を感じないなら、肉食をしても良いことになるでしょうか? また、遺伝子操作をして動物が知性を獲得して我々の社会の構成員として認められたら、仲間と認められるでしょうか? ・私は両方の問いに「はい」と答えます。培養肉が経済的にも安価で、美味ならば、少しずつ畜産を減らしていくのは可能だし、人間と意思疎通可能で協力できる存在であれば、知性を獲得した動物であ...