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第1回哲学カフェ参加募集 テーマ:「対話」とは?

○日時:11月14日(土)13:00~14:30 ○場所:南海高野線堺東駅周辺のカフェ ○集合:南海高野線堺東駅改札前 ○目印:白い本(田中正人「哲学用語図鑑」) ○費用:参加費無料。ただし、カフェでの飲食代は自己負担でお願いします。 ○テーマ:「対話とは?」 ○参加条件 1 哲学に興味のあること。(専門知識や学習歴は不問) 2 「対話を通した探求」という方法論に同意すること。 3 特定の立場を正統と見なしたり、他者に強制したりしないこと。 ○ルール 1 自分の意見は、分かりやすく、簡潔に発言する。 2 他人の意見は、きちんと聞いてから、質問や意見をする。 3 対話を聞くだけの参加も認め、発言は強制しない。

第0回哲学カフェ活動報告 テーマ:「哲学カフェ」とは?

○日時:2020年10月10日(土)13:00~14:00 ○場所:「欄館珈琲ハウス」堺ベルヒル北野田店 ○参加者 淡野(40代男性) Mさん(20代男性) ○テーマ:哲学カフェとは? ・マルク・ソーテ著(堀内ゆかり訳)「ソクラテスのカフェ」によれば、1992年にパリのカフェで一般市民を対象として哲学的に思索する場を立ち上げ、彼はこの運動を「ソクラテスのカフェ」(café for Socrates)と呼んだ。 ・日本では、1998年に大阪大学大学院文学研究科が臨床哲学研究室を発足し、「哲学カフェ」や「ソクラティック・ダイアローグ」、「子どもの哲学」といった様々な「哲学実践」の活動を知り、日本でも色々な試行を始めた。 ・プラトン「テアイテトス」によれば、真理を探究するために様々な思考を生み出したり、その思考を批判的に吟味するのを支援したりするのが、ソクラテスの目指す「魂の助産術」である。「哲学カフェ」はそのような哲学的対話を現代の一般人同士で再現することを目指すものだと考える。 ・ハンナ・アーレントの「人間の条件」によれば、「活動的生活」は、 活動(action/Handeln)-平等かつお互いに差異のある人間たちの間にのみ存在しうる人間が関係の網の目の中で行う行為 仕事(work/Herstellen)-特定の目的の達成をめざして行われる職人的な制作活動に象徴される目的-手段的行為 労働(labor/Arbeiten)-生物的目的のため、産出と消費というリズムにしたがって行われる循環的行為 の三つに分けることができる。「哲学カフェ」は、そのような「活動」を目指して、色々な人が、それでも対等な立場で自由に議論することだと考える。 ・SNSのようなインターネットを介した対話ではなく、実際に集まって対面の対話をすることには、それなりの意味や価値があると考える。 また、最近のSNSの傾向として、共感が強調され、自分の意見が否定されることを嫌うことで、却って自由な議論がし難くなっているように感じることがある。 ・アリストテレス「弁論術」によれば、三種の説得手段、 logos(ロゴス、言論)- 理屈による説得。 pathos(パトス、感情)- 聞き手の感情への訴えかけによる説得。 ethos(エートス、人柄)- 話し手の人柄による説得。 があるとさ...