堀江剛「ソクラティク・ダイアローグ」

堀江剛「ソクラティク・ダイアローグ」

○題名:「ソクラティク・ダイアローグ 対話の哲学に向けて」

○著者:堀江 剛

○出版:大阪大学出版会

○難易度:4(5段階)

○推薦度:5(5段階)

○内容紹介

・少人数による哲学対話ワークショップ、ソクラティク・ダイアローグを解説書。そのルールや過程の考察だけでなく、具体的な事例も紹介されている。

○書評

・「哲学カフェ」の運営方法は、自由度の高低で様々なやり方があるが、ルールや段階だけでなく、運営役の役割についても詳細に決められた「ソクラティック・ダイアローグ」のやり方は、哲学カフェとしてだけでなく、討論の方法としても面白いと思われる。

・「哲学対話」における探求過程とその所産である思考結果を、ニクラス・ルーマンの社会システム理論であるオートポイエーシス・システムの観点から分析しているのも、個人的には非常に興味深かった。

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